テーマ: ワイン・ツーリズム

 

開催地: サレント地方各地(ならびにイタリア全国)のワイナリー

 

開催日: 5月の最終日曜日

 

公式サイト 

cantine aperte foto sito ufficiale movimento del turismo del vino 

カンティーネ・アペルテ(Cantine aperte)は、毎年5月の最終日曜日にイタリア全国各地のワイナリーで一斉に開かれる、イタリア名産ワインのイベントで、ワイナリーが一般公開されるイベントです☆ 

“Movimento Turismo del Vino” というイタリア全国規模のワイン・ツーリズム協会があり、その会員となっているイタリア各地のワイナリーを舞台として、ワインにまつわるさまざまなイベントが催されるのです。

サレント地方を含むプーリア州はイタリア有数のワインの名産地です。かつては国際的な知名度の点でトスカーナやピエモンテ、ベネトなど北イタリア各州の後塵を拝してきましたが、じつはワインづくりの歴史はプーリアの方が長く、近年では世界的にも美味しいワインの名産地として広く知られるようになりました。たとえば2013年には、世界的に権威あるNY発のワイン専門マガジン“Wine Enthusiast Magazine”によって、“ワインを巡るオススメ旅行先ベスト10”のひとつに、世界全体の中からプーリア州が選ばれているほどです。

南部のサレント地方はプーリア州内でもとりわけ、伝統的にブドウ栽培とワインづくりの盛んな土地柄。そのサレントからは、DOC(=イタリアのワイン法による格付け)の認定を受けた8銘柄を含む、23のワイナリーがカンティーネ・アペルテに参加しています。具体的にDOCの8銘柄を挙げますと、Alezio DOC, Copertino DOC, Galatina DOC, Leverano DOC, Matino DOC, Nardò DOC, Salice Salentino DOC, Squinzano DOCで、地元サレントっ子たちに日頃から愛飲されているそのいずれもが、プーリア州そしてイタリアを代表するワインとなっています。

カンティーネ・アペルテの “Vedi cosa bevi!(普段飲んでいるワインが生まれる現場を見にいこう!)”という合言葉のもと、当日は各カンティーナ(=ワイナリー)が一般公開され、醸造施設やブドウ畑の見学ツアーそしてテイスティングなどを楽しめます。主催者である“Movimento Turismo del Vino” では、イベント当日にオススメのワイナリー巡りコースも提案しています。

ワイナリーからワイナリーへの移動手段は、クルマかバスが必須となります。プーリア州が提供する無料シャトルバスも運行しており、イタリア国内外からこのイベントを訪れる多くのワインファンとの交流を道中楽しむこともできるでしょう♪(ただし残念ながら、無料シャトルバスの運行本数や行き先は、それほど充実していないため、不自由な場合もしばしばありますので、それなりの時間的余裕と覚悟が必要です。そんな時は、快適・安心・便利なディスカバー・サレントの送迎サービスをぜひご利用ください。)

当日のイベントは、ブドウ畑のガイドつき散策などもありさまざまです。5月末は例年ですとちょうどブドウの花が満開を迎えている頃。南イタリアの春を満喫してください♪ この時期のワイナリーは比較的仕事がそれほど忙しくないため、ワイナリーのオーナー家族みずからが訪問者の皆さんをご案内し、ワインの作り方からワイナリーの歴史まで懇切丁寧に教えてくれる機会に恵まれることも珍しくありません。

体力に自信のある方ならば、ワイナリーを巡るサイクリングツアーなどもあります。のどかな南イタリアの田園を自転車で走りながら春の暖かい空気を感じるのも魅力的♪あまりテイスティングをしすぎると、自転車の酔っぱらい運転になってしまうかも?!^^

ディスカバー・サレントでは、サレントを代表する厳選ワイナリーの見学ツアーを通年で行なっていますが、陽ざしがまだやさしい春うららかなプーリア州のこの季節は、ワイナリーを訪れるのに絶好のシーズンでもあります。イベントの華やかな空気のなか、世界中からはるばる訪れるプーリア産ワインのファンの方々と楽しい時間を共有し、ステキな旅の思い出をつくってみてはいかがでしょうか♪

カンティーネ・アペルテにご興味のある方は、コチラまでお気軽にお問い合せください♪