スペッキア（Specchia）村はサレント半島南部、レッチェ市から約50km南に下った、アドリア海側とイオニア海側のちょうど中間あたりの内陸にあります。
人口わずか5000人足らずのこの静かで小さな農村は、とってもかわいらしい街並みが旅人を魅了します。サレント最南端の岬サンタ・マリア・ディ・レウカまでもう少しというサレント半島の最深部に位置し、四方をオリーブ畑に囲まれた見晴らしのいい小さな丘の上にあるため、地平線まで続くオリーブ畑を見渡すことができる絶景ポイントでもあります。
今から500年以上むかし中世に形づくられた村の姿をそのまま現在にまでとどめた雰囲気に、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を覚えることでしょう。
ちなみにスペッキアという地名は、もともと新石器時代にこの地に住んでいた人々が見張り用にたてたといわれる石を積み上げて小高く築いた巨石塁（その名をずばり『スペッキア』といい、サレント各地には大小さまざまな規模のものが今でも無数に残っています）に由来しています。
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